「お前、まだ何もたべてないの?」
きょとんとした顔で狼さんはいいました。
はびっくりして 目を真ん丸くしました。
「えっあの」
ウサギだから、自分こそ食べられてしまう!と思っていたのに、どういうことでしょうか。
「あのな、取って食いやしないって!…それより、自慢のお手製オムライスだよ?どう?」
「……たべたい?」と覗き込まれて、は こくんとうなづきました。
「じゃ、決定」
さ、いこうか。
手をひいて とてとてと二人で歩き出します。
「俺のはねー ケチャップが最高なんだー」
「う?」
わかっていないに、狼さんはいっぱいいっぱい話をしました。
それから美味しい料理をご馳走してあげました。
でも……ね?
お話には続きがあるのですよ。
「でさ、俺にも何かたべさせてくれにゃい?」
可愛いふりとして、狼さんは言いました。
「え?」
困ったうさぎちゃんの腕をひきよせて。
「たとえば」
そうたとえば……
「とか」
END
古い拍手の改訂版。
幾つかこそっと上げてみる。ウサギシリーズ。
ブラウザバックプリーズ。