「え…っと……ここは」
「きちゃいけないっていったのに、来たんだ?へぇ……なかなか度胸がある……」
「う」
うさぎの、は迷いこんだだけなのです。
でも狼さんはにこにこわらいながら なんだか妙な迫力で言うのです。
「安心していい。取って食いやしないさ」
俺は言ったことは守る男なんだ。
そうはいわれても……とは鼓動を早めました。
どきどきしたのは格好いいから、綺麗だからだけではありません(事実彼は格好いいのですが)
「なっ、ななんでこの手……」
狼さんの手は優美な仕草での指をいじっていました。
くすぐるような、そんな心地には頭をぽーっとさせます。
「っ」
「力をぬいて……」
ふふっともれる笑い声はからかうようで、むっとしたのですが、もうそのときには遅く
「んっ?!」
思い切りだきすくめられていました。
「食べない――」
【ただし】、と注意が足されるのが狼さんです。
「まだ、……ね。
もうちょっと美味しそうにふとってからの方がいいだろ?」
「はっ離してください……」
「だーめ。 もうちょっとつくところに肉がついててほしいかな」
「うーーーー!」
「……ばたばたするな。……ちゃんと、考えてゆっくり食べてあげるから」
そういって、髪の毛をなでて、一房ぺろりと舐め上げるのです。
どきんとして うつむいたは何をされるのかこわごわ顔をあげました。
すると……
「?!!」
静かに唇が唇の端をなめ、横から滑り込むかに生暖かいものを伝えてきました。キス、なのでしょうか。
でもこんな種類のキスはしりません。
「お仕置きはいるだろう。駄目な場所にきたんだ。
それから……後は 味見、だよ」
彼はまた鼻をかすめるようなふふっと甘い息をもらしました。
「たべられてしまいたくなったら言って?ねえ……?」
それはあたかもお願いを聴くような、 でも本当はその実強制しているような響きでした。
END
何かいてんだか……な、古い拍手うさぎシリーズ改訂版。
甘ぇよ……と自分でもあきれてるのでゲンナリしても敢てスルー進行で。
ブラウザバックプリーズ。