「……えっと……」
みないでほしいとおもうけれど、獲物だから仕方ない。でも食べられるわけでもおそわれるわけでもなく…
「うん?」
にっこり首をかしげて こっちをじぃっと伺う狼さんにうさちゃんは戸惑いました。
「あの…」
「何?」
にこり。
やぱり楽しそうに笑うのです。
でも理由がさっぱりわかりません。
うさちゃんは 私がどんくさいからたべようとおもってるのかな?と最初は思ってたのですが、狼さんは「安心していいよ」と苦笑します。
「だ、だって……狼じゃない?」
「そうだね」
――そうだね、だって!
うさちゃんはますますパニックになりました。
肯定=たべてしまうよ、 の現れなのでしょうか。
けれども狼さんはまだ距離を詰めてきません。
安心させるように、その場にしゃがみこんで,視線の高さを同じにするのです。
そのうえで「ただみてたいんだけど駄目かな?」
なんていわれたら、断れるはずもないではないでしょうか。
「だめじゃないよ」
ぽつり。
呟くうさちゃんに、にこにこ笑顔が消えました。
びくん。
伸ばされる手に、おびえた頭をひきよせて、狼さんは「ありがとう」といいました。
おそるおそる見たとき、やっぱり狼さんの目は綺麗な赤をうつしていいました。
「……君の目の色がぼくにうつってるだけ」
だから、こわがらないで?
囁くような言葉に、うさちゃんはのみこまれてしまいました。
「食べないでずっとみてるのは駄目?」
「……で、でも…」
「平気、みてることがご馳走なんだよ」
にこにこと、また笑顔が戻ります。安心させるように、可愛がるように……指先がうさちゃんの耳をいじりました。
「怖がらないでね」と唇がふれたとき、軽くみえた赤い目に、うさちゃんは思いました。
じぃっとみてるめが、まるで 食事をしてるみたいだなと。
何かいてんだか……な、古い拍手うさぎシリーズ改訂不二。
甘ぇよ……と呆れてください
ブラウザバックプリーズ。