つーかさ、俺はそんな風なこと思ってなかったわけ。
マジになるとかならないとか……。
考えなくても来る物は来るし、やりたきゃやりゃいい。
今この瞬間、テニスだけでいいって思うことのどこが悪いんだよ……
君の事なんて……考える余裕ない。
「練習は?」
「休み」
南は真面目だ。良くも悪くも……てか、いいんだけど……。
俺も頼りにしてるしね?
「自主練はあるから、きちんとでろよ」
「あらら」
見抜かれてんのな。
こういうところは参る。
「言われなくても――」
「お前はさぼりが多すぎんだよ」
まあ……
リズム君に負けたりしなければな。
それなりには出てたが、それなりには休んだかも。
さぼってばかりじゃ出来ないから試合前自分で調整してたんだけど――それを知ってても、南は同じことを言う。そういうヤツだ、俺らの部長は。
「反省したからさ」
「そっか」
同じ物をみて、目指してる奴らとじゃなきゃ味わえないもんがあるけど、妙に分かられちゃうのも癪だったり……。
ちぇっ。
これじゃただのわがままじゃん。
やっぱり南と一緒。