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■ 無意味な攻防戦 「お前だけだと思ってんだけど?」 史上最強のくどき文句(?)にも 「ずるいね」
不二は笑う。 ……お前は俺の理解者で、一番近くて……。 「知ってる。で?本気?……今からうちに来て何するって?」
だから俺は欲しくてたまらない。 「わかんないからきいてるんだけど?」
とぼけてんだろうか? 「ざけてんね、不二」
「そうだね」ともっとふざけた答えが返って、俺は履き捨てる。 「馬鹿だろ」
でも知ってた。 「そうなりたいっておもってる」
そういったあいつの目には真剣の色が宿って、俺は「無理してんだ?」とはいえずに黙り込む。
あーあ。 馬鹿だな。
優しくしてやるのもなんだ。 「寝ろ」
囁くのには遠い声で投げ捨てるように。 「ん」 不二が猫みたいに嬉しそうなのがしゃくで、枕をなげて顔面衝突させようとしたら逆に受け取られた。 「かわいげないなー」 「そう?」 「そうだって」
デモ可愛いでしょと顔が笑ってた。 「そんなことないね」
部屋をでてのんびり歩く。 E N D ■ BACK ■ |