きりはらくん の だいぼうけん(赤也中心・いろいろ) 

「没個性!没個性!」

コートのダブルスに対して幸村部長はご機嫌だ。
今日も勝手に作ったダブルスネームを連呼してる。

なんでもキャラがたってないからだって。
そうかな、あの二人、見た目からして濃くないか?

つっても幸村部長の駄目だしだもんな。
なんか足りてないのかも。

実際テニスのコンビネーションはぜんぜんなってなさそう
(あれれ?キャラ以前にこっちのがやばくね?)

 ―― 手塚先輩と真田副部長のダブルス ――

聞いたときは無敵だと思ったのに、即席の紳士と参謀ペアに一セット終わった今すでに負け気味。

 だものだから当然容赦なく部長のカツがとぶ。とぶ。飛び散ってんすけど……


「なあ赤也」

なんすか丸井先輩?

言いたいことは分かりますよ。
ガンガン理解してますってば。



試合運びはとにかく外野ヒートアップしすぎ。

と書けばまだ聞えはいいが。


「俺、ときどき幸村君についてけねーわ」


まあ分かる。

分かるから振らないで下さいよ。
後でばれるとややこしいんだから。

おおはしゃぎしてる幸村部長はいよいよペットボトル叩いて跳ねてる。
それはいい。まだ許す、てか丸井先輩が呆れてるとこはたぶんそれじゃないっしょ。



  だから!

「勃起性!勃起性!」って!
アンタそれはヤバくないッスか?

部長に憧れてんのうちのクラスにもかなりいるんすよ。
いいのかな、これで。



「幸村君下ネタ好きだからな―、どうしたもんか」


何であれでモテるんすかね。

つか今日ギャラリー少ないからいいのか。いや、いつもだろ。あの人本当わかんねー


「王子様ぽいからじゃね?見た目とキャラ的に」

王子は下ネタ連呼しねーって。

「だから、年下と他校にはもててもクラスにはそうでもねーし」


ああやっぱそうなんすか。


だよなー。
て言ってもやっぱたまにあの人めちゃめちゃカッコイイから卑怯だ。


「王子って言うならよ、もうちょい中身も伴ってるひといそうなもんだろぃ」


「それだぁ!」


かくしてあかやくんはおうじさまをさがす旅にでるのであった。
つづく
  

  はい、続きます。赤也はかわいく。本当はこの前に没個性事件(練習試合話が)。すぐ更新するのでお待ちください。