きりはらくん の だいぼうけん その2 |
前回までのお話。
きりはらあかやくんは冒険に出た。王子様はどこにいるのかな?
* * * *
でもどうだ。
コートから戻ってきたダブルスみても……
「なんだ?」
ごつい黒帽子。
ま、真田副部長は王子ってよかトノサマ?上さま?
武者ていうか明らかに洋風じゃないから却下。
「………」
手塚先輩も……うーん、整ってはいるんだよ。
あ、冷たすぎ?けど、だからって「王子じゃない!」とか言いたくない。いいたくないっていうか、結構俺的にはお勧め!なんだ。でも、うーん――
駄目。やっぱちがう。
じゃあ紳士は?っていえば、「あくま紳士であって王子ではない」よなあ。
執事としてはありだってとなりの席のやつがいってたっけ。
柳先輩はうーん……。
仁王先輩は 無 理 !
あれは駄目!
遊び人だから。
ジャコーはいいやつだし尊敬すっけど厳しいし丸井先輩みたいに食べまくってる王子はなしだろ。
あー!俺もテニスのおうじさまっていわれたい!
てにすのおうじさま てにすの ぷりんす てに ぷり………テニプリ!!
そうだ、
テニプリに 俺は なる!
宣言して出てこうとしたら幸村部長が不審げにしてたけど大丈夫。大丈夫。
だってさ、まだ出番じゃないっすよ?
「別コートみるのはいいが練習試合なんだからおとなしくな」
分かってますって、柳先輩も。
けどさ、立海自体もうダメじゃね?だってさ、まじな(わりにどうしよもない)打ち合いを練習試合前にしてるんだぜ?
説得力ないから。
幸村部長はともかく、柳先輩も噛んでるでしょ?あのダブルスは。
コート出るとき、後ろから
「ワンピース好きだからな、あいつ。先月海賊王になるとかいってただろぃ?」
「つか、てにぷりって何だ?」
もろもろ先輩たちの声はきこえっけど気にしない。
さて行くぞ!とりあえず、待ってろ、俺の目指すテニプリ!(てにすのおうじさま?)