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【SIDE 】
の様子がおかしい。
そう気付いたのは朝だった。
でも、どこが?と言われると説明出来そうにない。
授業中もごく普通に答えていたし、さりげなく意地悪な質問だらけの先生に嫌味にならない釘を指すことも忘れない。(おかげでまたクラスでの株があがった)
「体育も出てたから調子が悪いことはないみたいだし」
前日の氷帝行きにせよ眼鏡の正体も割れ、長太郎君との腐れ縁も発覚して何の問題もなくなったわけだから、万々歳なのだ。
う〜ん。分からないわ、と頭を抱えてみるも何が分かっていないかすら分かっていないのだから対処の練りようはなく、気付けば昼になっていた。
「つまり……」
理屈じゃないのだ。
「昼……来るわよね」
姫君……もとい、【女帝】は呟く。
姫宮の生徒会を仕切るのはだが実際の仕事での細かいあれこれはの管轄だ。
にもしかりに何かあるのならそれを含めての仕事。
自身がそんなにやる気を起こさずとも周りはそう決め込んでいる。
「やるしかないか」
変なところから苦情が、あるいはとばっちりが来る前にアクションだけは起こさないと。
【監督不行き届き】ということになる。
「先生も大概だまされてるのよ」
――の性格がわかってる先生はさっさと諦めて自分にを押しつけるし。
漏らした言葉に、頷くやつはこの学園にはいない。
とはそういう存在なのだ。
唯一無二の、そして完璧な――
そうなくてはならないのだ。
跡部がはたしてどこまで分かっているのか分からないが……女子校だからこその幻想や、現実が待ち受けている。
姫宮女子学園――
彼とが正しくコンタクトをはかるまで後わずか。
TO BE CONTINUED…… |