「心配するふりと気紛れな好奇心で近付いた癖に、との会話は楽しくて、ゲームみたいにのめりこんでて……」

 たまに見せる衒いに深みにはまってたのに、気付かずにいた。

「敢えて試して――ひっかからないことに安心するばかりで、のことを考えなかった」

 嫌われて無い自身だけが妙に芽生えていたから……はっきりいって増長してたと思う。

 ――傷つけた自分の方が傷く身勝手から、目を逸らしてたんだ。

「気付いたときには裕太のこともばれてたし、どうせ嫌われるなら優しくしたいと思って木更津の真似ごとをすれば無自覚に可愛いうえ警戒されるしね」

 だから普通がわからなくなった。
 大切にしたくても出来そうにない。少なくとも木更津みたいにとは誓えない。

「普通にしたくても意識しちゃうし、最初に戻ろうにも最初が酷いから、どうにも出来なくて」

 ――だからもう全部まとめて言うしかないんだ。


 

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